ただならぬ、「新型車両」キハ20のお話
ただならぬ、「新型車両」キハ20のお話
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2137
すでに昨年の話題とはなってしまいますが、国鉄型車両を愛して止まない一鉄道ファンとして、2015年に登場したいすみ鉄道、新型車両キハ20は大注目の車両です。
消えゆく国鉄型車両達。
どんなに人気でも、残してほしくても、機械である以上、車両自体の老朽化に打ち勝つことはできません。
「懐かしの車両」が消えゆくのを我々は見ているだけなのだろうか・・・
そんな中、観光列車で話題を振りまき続けるいすみ鉄道から、こんな車両が登場したのです。
新潟トランシスが開発した、いわゆるNDCシリーズ:軽快気動車ではありますが、外見はほぼそっくりそのままキハ20!
独立した側窓、前面の貫通扉と窓類の比率もほぼ「国鉄顔」と言って過言ではありません。
その国鉄顔の完成度には、並大抵に成し遂げられない強いこだわりを感じます。
いすみ鉄道では、キハ58・28、52といった旧国鉄時代の名車たちも活躍していますが、これらとすれ違ったり、並んだとしても遜色がありません。
心のどこかで、まさかこんな車両が復活するなんてことないよね。。。
と思っていたことが現実になって、当時この記事を見た時には、一瞬、「これは国鉄のキハ20をオーバーホールして新型車両と言っているのかな?!」と錯覚したほどです。
ブログにも記してありますが、いすみ鉄道社長は、キハ20を制作する前に登場した同型のいすみ350の設計会議の際、現行のNDCの設計を変更する際にかかる莫大な費用は、負担できません。
ただ、そのコストは、この車両の話題性でペイできるとおっしゃったそうです。
まさに、その意気込み、その通りだと感じます。
この車両は、図面としてすでに存在しているものですから、発注の際は、これまで通りの注文方法で”キハ20”が選べるそうです。
現代によみがえった、国鉄型風気動車を見られる時が来るのかも・・・!
是非全国の地方鉄道会社で”復活”してほしいですね!
関連記事
・国鉄朱5号 キハ40系気動車五能線 1月分ダイヤ掲載(JR東日本秋田支社)
・1月2日、昔懐かしい「丸型ヘッドマーク」を掲出・キハ28(いすみ鉄道)
・明日16日・準急色復活、キハ2004一般公開(平成筑豊鉄道)
・今回はキハ58が主役 エンジン復活、転車台実演も(津山まなびの鉄道館)
・“お花見”はキハ20で、4月8日・9日運転(ひたちなか海浜鉄道)
・ひたちなか海浜鉄道に残る・・・現役最後の1両、国鉄型気動車キハ20
人気の記事
・有料通勤ライナー復活へ、”特急型車両”を購入?(しなの鉄道)
・E3系こまち、リバイバルで復活 秋田新幹線開業20周年記念号
・気軽に長距離を楽しめる列車の構想?JR西日本が長距離列車検討
・「湘南色」最後の2編成115系そのままに 単色化中止(JR西日本 岡山支社)
・いよいよ9月にお目見え?復刻新製・旧型客車風JR西日本から登場
・5月13日(土)出発限定 “サロンカー土佐路”詳細発表(四国DC)
鉄道ニュースの最新記事
-
CATEGORY : 鉄道豆知識UPDATE : 2017/08/01
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/30
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27