113系最初期のスカ色は塗り分け位置が違った!!?

国鉄近郊型電車の代表格、113系。

1963年に開発された直流近郊型電車です。

113系、といえばまさに「かぼちゃ色」の湘南色が80系時代からの流れをくむ代表的なカラーとして今日まで親しまれています。

東海道線を主体として運用を開始しましたが、横須賀線に導入された113系は、1965年以降、誤乗防止の観点から、「横須賀線色」いわゆる「スカ色」をまといました。

今日のお話は、そのスカ色登場最初期のお話。

上述の通り、113系スカ色は湘南色の後に登場しました。
そのため湘南色の塗り分け位置でスカ色となった車が一時期存在していましたが、そのすぐ直後には現在の青部分の比率が高い塗り分けに変更されました。

本当に短期間の間にしか存在しなかったのでご存じでない方も多いかもしれません(>_<)

なぜ、塗り分けが変更されたのか、という部分ですが緑とオレンジの湘南色は色の濃さが平行していたためバランスが良かったのだと思いますが、青とクリームは、クリームの明度が
高すぎて濃いブルーを抑え込んでしまったからだと思います。

当時の国鉄担当者が、けしからん!とすぐに塗り分けを検討したそうです。

イラストは、イメージのためシールドビーム車を用いています、実際にはデカ目、非冷房ですが、そこはご愛嬌ということで・・・

見ていただくとわかる通り、確かに膨張色であるクリームのイメージが強すぎますよね。
ただ、これはこれでフレッシュで軽快な色合いにも見えます(^O^)

ほんの少しの塗り分け位置で、こんなにもイメージが変わるものなのですね。(^O^)

  1. 藤原士郎 より:

    横須賀色の塗り分けが湘南色と同じだった頃に、東海道線と横須賀線の113系を同時に撮った写真が雑誌に載ったことがあるのですが、綺麗でいい感じだと思いました。青の部分が多いと少し重く感じますね。113系ではまだそう重くは感じないのですが115系の横須賀色ではもう少し軽い方がいいかなと。腰のラインの位置はまだいいのですが、雨樋から窓上のブルーは湘南色と同じで塗り分け線でも良かったのではないかと。またクモニ83では横須賀色が何故か少し野暮ったく感じられたのですが、それは窓下の塗り分けの位置がすこし高いことが原因だったんだと…確かに少しの塗り分けの違いでイメージは随分変わるものですね。私見ですが、それでも国鉄色は日本の風土に良くあっていたように思います。

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