403系/423系の実質的な後継形式である415系交直両用近郊型電車は、直流/交流50Hz・60Hz両用の万能機として、1971年に登場した車両です。

 

最初の登場からすでに45年、1986年にモデルチェンジしたステンレスの1500番台も30年の経過する車両で、今年3月の改正でJR東日本管内から全車引退したことは記憶に新しいことでしょう。

 

もちろん、西日本地区では113系を改造した415系800番台鋼製車や、九州の広い範囲でも鋼製車と1500番台車が活躍しています。

 

そのような中で今回注目すべき列車が、鋼製車+ステンレス車の混結編成3223M「415系12両編成の快速列車」なのです。

 

首都圏では、特に鋼製車は引退して久しく、1500番台においてもE531系に主役を譲りながら晩年は細々と活躍していたものですが、いまだJR九州においては、朝の通勤ラッシュ用に415系・3編成併結の12両編成が組まれており、注目を浴びています。

 

先般の改正において、鋼製車2編成+1500番台ステンレス車の組み合わせが、鋼製車1編成+1500番台ステンレス車2編成となり、鋼製車の露出が減ってしまいましたが、それでも”415系”は、”415系”。

 

12両、しかも快速運転ともなれば、今時、かなりレアな運用といっても過言ではないでしょう。

 

とは言いつつも、年々車齢は増す一方で、引退もそう遠くはないものと思います。

今後の動向に注目しながら、3223Mを応援していきたいものです。

 

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  1. 鹿児島本線沿線 より:

    九州の415系も 年数的に もう充分に活躍してくれたと思います。上手く表現できず恐縮ですが415系が引退されても「悔い」はありません。別の車両に変わっても12両編成の快速は残ってほしいし、むしろ平日朝夕の通勤通学時間帯の快速は全て12両編成になってほしいくらい。

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