東海道・山陽新幹線で座るコツ(九州大学鉄道研究同好会)
本日は、九州大学鉄道研究同好会の頒布している「鉄路30号」よりコラム記事をご紹介いたします。
鉄路30号は、”東海道山陽新幹線特集”。
今回執筆した同好会メンバーが、東海道・山陽新幹線沿線を地元としており地元への帰郷等新幹線を利用することが多いために本題を選んだのだそうです。
本誌の内容は東海道山陽新幹線の歴史から、車両(同系列でも編成ごと詳細に異なる内装やディテール、所属会社による仕様の違いを詳細)、駅、競合交通機関に関することなど報じられており、そのマニアックさはファン垂涎。
Mr.DIMERでは数回にわたり、コラム記事・特集記事を紹介してまいります。
なお、本誌につきましては当サイトでも販売いたしておりますので、ご興味がありましたら是非お求めください。
(九州大学鉄道研究同好会)
途中駅からでも◎。東海道・山陽新幹線で座る”コツ”
東海道山陽新幹線の自由席に乗る際、途中駅から乗る場合、席が埋まってしまっていることがある。
ここでは帰省の際にいつも新幹線を使っている経験から、どのようにすれば自由席に座れる可能性が高いのかを東海道山陽新幹線直通の「のぞみ」での移動を中心に述べていく。
下のグラフをご覧頂きたい。
これは私が2016年の7月15日に博多から東京まで「のぞみ58号」に乗車した時に記録した自由席である1~3号車の乗車率のデータをグラフ化したものである。
方法は停車駅を発車後に各号車の空席の数を数えるというものである。
このグラフから1号車の乗車率が比較的低く、特に山陽新幹線ではそれが顕著に表れており、分散乗車がなされていない傾向があることが分かる。
この列車に乗った時も徳島から新大阪にかけて1号車への移動を促す車内放送があった。
私が今まで博多~広島間を利用してきて、特に広島~名古屋では混雑する傾向があり、博多~広島間では比較的空いている印象がある。
特に最近になって博多から東京へ向かう際に広島駅で多くの人(半数くらいが外国人)が乗車し、立ち乗りが出てくるという傾向が強い。
上のグラフからも分かるように名古屋~広島で乗車率が高くなる傾向がある。
この区間から乗車する場合は指定席を取らないと混雑する列車では座れない可能性もあるため、この区間内の駅から同区間内を乗車する場合は新大阪で乗り換えるという手段も考えた方が良いだろう。
東京~新大阪間のみ運行の「のぞみ」は比較的空いているように感じる。
他にも定期列車でない「のぞみ」は時刻表に乗っていない場合もあるため、少し空く傾向が見られるように思う。
東海道・山陽新幹線で座るには?
① 1号車など階段から遠い号車に乗る。
② 定期列車以外の列車に乗る。
③ 名古屋ー広島間の駅から同区間内を乗車する場合は東京~博多間運行の「のぞみ」は避け、新大阪駅で乗り換える選択も考える。
(九州大学鉄道研究同好会:鉄路30号より)
お得な自由席でゆったりくつろごう
指定席料金を払えば、”座れない”ということにはなりませんが、なるべく安く、お得に乗るという点では”自由席”を活用する手段は有効です。
コラムにもあるように臨時列車を利用するなど”穴場的列車”を利用するのも一つ。
特にホーム中ほどや階段付近の車両が混む反面、先頭車付近まで歩く人が少ないということを考えたら、1号車に乗車するのは賢い選択かもしれませんね。
書籍の販売
九州大学鉄道研究同好会「鉄路」第30号
700円(税抜)
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