JRグループでは2017年4月~6月の期間で「四国デスティネーションキャンペーン」を開催いたします。

 

四国デスティネーションキャンペーンでは、この企画に合わせて急行”うわじま”・”いよ”号を運転しますが、JR四国では、この列車向けに緑帯のスタイルで登場した国鉄色に2両のキハ185系(キハ185-17・キハ185-18)を復刻させました。

 

 

もどき?緑帯のキハ185系

JR四国の発足後、ほどなくして水色帯の”四国色”に塗装変更されたキハ185系気動車でしたが、一部トロッコ列車向けに”緑帯”となった車両もいました。

 

登場当初の、国鉄色を思わせる深緑の帯には”国鉄色の復活だ”、と沸いたものです。

 

ところが、トロッコ向けの”緑帯”キハ185系、登場当時の色構成とは少々様子が異なっており、正面窓上ライトケース周りの塗装や窓枠色、側窓の枠色が登場当初の国鉄色とは異なっていました。

 

これは、”もどき国鉄色”ということもできるのですが、一方ではトロッコのカラーリングに合わせたカラーという見方もできるわけで、この度出場した国鉄色キハ185系のデビューがその証左と申せましょうか、それまでの緑帯キハ185系は、”復活国鉄色”ではなかったのかもしれません。

 

 

四国DCではもどき国鉄色での運転かと思いきや??

四国デスティネーションが開催されるにあたり、JR西日本の14系サロンカーなにわ編成を用いた”サロンカー土佐”の運転や本話題のキハ185系による急行うわじま・いよ号の運転等、四国はにわかに鉄道ファンにとって沸き立ちます。

 

この際、国鉄色のキハ185系を用いるというアナウンスは、いわゆるトロッコ列車用の”国鉄色風185系”が用いられるものと思っていましたが、3月30日に多度津を出場したキハ185系は正統な国鉄緑帯を纏ったカラーリングとなり、より気分が高まることとなりました。

 

正統なキハ185系国鉄色は、メインとなる帯色のそれとくらべて、窓枠廻りとライトケース周りがより深い緑色で塗られており、引き締まった印象です。

 

帯色とは別に、ライトケース周り用・窓枠用に別の塗料を用意するとはさすがは”国鉄”と申せましょう。

 

四国らしい涼しい水色に塗られたキハ185系も素敵ですが、落ち着きのある深い緑を纏ったキハ185系もまた、素敵です。

 

登場当時、四国地区の花形特急として「しおかぜ」で活躍するなど、後継の2000系がすぐに登場・交代したものの、激動の分割民営化前後を彩ったのは、まさにこのキハ185系だったのですね。

 

 

民営化後、九州に譲渡されて活躍するキハ185系

 

ちなみに、トップ画像に載っている3つの車両の内、本当の国鉄色は、「真ん中の車両」です。

 

 

 

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