全盛期は、青森から西鹿児島まで、全国で見られた世界初の昼行夜行兼用寝台電車583系。

 

今では数を減らし、残るはJR東日本秋田支社のN1・N2の6両1編成が残存するのみです。

 

この最後の583系ですら、今年1月最後に運転された毎年恒例の天理臨以降、動きがなく、さらに臨時列車として運行する旨の発表もないため、そろそろ引退?とささやかれています。

 

さて、今日は不定期でお送りしている「もしも」シリーズとして、583系の寝台電車という”DNA”を受け継いだ285系電車(昼行夜行兼用の機構は備えていません)が、もし、583系譲りの青15号を採用していたら?というイラストをご紹介します。

 

 

285系サンセットエクスプレス?!

 

285系

285系

 

 

JR西日本・JR東海が共同で企画し、開発した285系サンライズエクスプレス。

 

近年まで主流となっていた客車寝台列車の常識を覆し、往年の581・583系寝台電車の直系ともいえる、”寝台電車”として登場させました。

 

もっとも581・583系のように昼は座席車・夜は寝台車、というような”昼行夜行兼用設備”は採用されませんでしたが、動力分散型の電車方式+寝台の組み合わせは、まさしく581・583系以来の車両と言えます。

 

285系サンライズエクスプレスは、それまでの寝台列車ブルートレインのイメージとは異なる、夜明けの”日の出”を表現したものであり、用いられているカラーも朝焼けの赤、朝霞(あさもや)のベージュ、日の出の地平線をイメージした金色の3色で暖色系のカラーでまとめてあります。

 

それはこれまで、”走るホテル”と称された、寝台列車が寝静まったこんこんとした闇夜を駆け抜けるイメージである、”青”を基調とした色合いとは異なるもので、夜のイメージを夜明けのイメージへと変えました。

 

今日のイラストは、もし、285系電車が583系電車のDNAを受け継いでいることにかこつけ、583系の標準色であった青15号と落ち着いた色合いのクリーム1号で構成されていたらどうなるだろうかと思い、描いてみました。

 

さて、肝心の仕上がりですが、、、

 

暖色系のイメージが強いために、青15号はちょっと・・・(笑)

 

と思いつつも見慣れたら、スマートな印象もありつつ、と言ったところでしょうか。

 

一応、「さわやかな朝、新しい一日のはじまり」という意味合いを込めて命名された”Sunrise” のロゴも、夜行列車としての意味合いを強めるために”Sunset”としておきました。

 

 

583系寝台電車

583系寝台電車

 

 

 

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