JR東日本秋田支社は、先ごろ発表していた国鉄特急型寝台電車”583系”の引退に際して、車両展示会を開催します。

 

車両展示会は、ホーム上から車両を眺めることのできる「外観見学」と車内回覧ができる「車内見学」の2コースです。

 

外観見学は、すべての希望者が参加できますが、車内見学は完全予約制であり、抽選で400名の方が選ばれます。

 

(JR東日本秋田支社ニュースリリースより)

 

583系電車 展示概要

1.特急型電車583系「外観見学」(車内には立ち入りできません)

(1)開催日時

・2017年4月9日(日)9:30~11:30

 

(2)開催場所

・JR東日本秋田駅 2番のりば

 

(3)当日の受付について

・秋田駅への入場券、または有効な乗車券類をお持ちになり、秋田駅中央改札口前「583系車両展示会受付」口に集合。

車両「外観見学」用ネックストラップが配布されます。

 

(4)受付時間

・7:30~11:00ごろ

 

(5)見学方法

1.おひとり様あたり見学時間は15分間

2.見学の入場時間は11:15まで

3.見学の際は係員の指示に従ってください

4.外観見学後に、車内見学をされる方(別途抽選にて当選された方)は、2番のりば対象個所の係員にお知らせください。別途、車内見学の受付を行います。

 

(6)注意事項

1.2番のりばは9:10~11:45まで車両展示会のためその他の方はご入場できません。

2.3番のりば、4番のりばは当該時間帯の列車を利用される方のほかは、入場を制限されます。

3.列車の運行・ほかのお客様に対して危険を及ぼす行為はおやめください。

 

2.583系車内見学について

(1)開催日時

・2017年4月9日(日)9:30~11:30

 

(2)開催場所

・JR東日本秋田駅 2番のりば583系車内

 

(3)当日の受付について

・入場券または、有効な乗車券類をお持ちになり後述の当選通知はがきを持参してください。当選通知に記載された場所へお越しください。

※指定時刻までにご集合いただけない場合には車内見学できません。

 

(4)見学方法

1.1回あたり20名様で15分間の見学

2.5号車から3号車までご見学できます。

3.車内見学後に外観見学を希望される方は2番のりばホーム退場箇所の係員にお知らせください。別途、外観見学の受付が必要です。

 

(5)募集人数

400名さま

 

(6)募集期間

2017年3月17日(金)~3月23日(木)まで

※23日当日消印まで有効です。

 

(7)応募方法

・インターネットまたは郵便はがきに下記の事項を記入してお申し込みください。

1.郵便番号

2.住所

3.氏名・年齢

4.電話番号

 

▼インターネットからのご予約は

http://www.jreast.co.jp/akita/topics/583kengaku/

(3月17日よりご利用可能)

 

(8)郵便はがきで応募される際の郵送先

〒010-0001

秋田市中通4丁目5番6号 秋銀・明治安田ビル9F

株式会社ジェイアール東日本企画 秋田支店「583系車両展示会」係宛て

TEL:018-831-0962

 

(9)当選の発表

3月31日(金)に当選通知はがきを発送。発送を以て当選通知とします。

 

 

581系・583系電車概略

 

 

動力分散式の昼夜兼用特急型電車として、直流・交流60Hz対応の581系が1967年。直流・交流50/60Hz対応の583系が1968年に登場。

 

世界的に見ても本系列の最大の特徴である”本格的な寝台電車”の出現は、581系・583系が世界初となります。

 

581・583系の登場は、当時の日本の鉄道が抱える諸問題に対して、その打開策を得るべく開発されます。

 

1960年代になると、昼行列車においては加速・減速に優れ、上り勾配でも高速化の期待できる電車および気動車による”動力分散方式”を広く採用するようになりました。

 

これは、日本の抱える鉄道事情によるものが大きいのですが、島国である我が国は地形が複雑で、こう配・曲線の多用されている路線を走行するには、動力を集中式にするよりもそれぞれの車両の床下に機器類を”分散”させることでより大きな動力が得られるから、だったのです。

 

その一方で、夜行列車については夜間走行時の静粛性が求められる点から動力の分散方式は採用されず、在来方式の機関車による客車けん引、”動力集中方式”が未だに主流でした。

 

しかし、これが夜行列車を総じて、高速化の妨げ・車両運用の非効率に繋がっていたわけです。

 

また、当時好景気による輸送需要の拡大に対して、優等列車の増発は容量のひっ迫する車両基地のキャパシティを越えるようになり、いくつかの機能や運用用途を集約した高効率な車両の開発へと目が向けられました。

 

これら、「動力の分散化」による高速化の実現で長距離列車の増発、「昼夜兼用」車輌とすることで、昼も夜も運行可能な車両とし、待機時間・待機場所の削減を実現するための要素を兼ね備えて登場したのでした。

 

昼間は座席、夜間は寝台へと変化できる仕組みは、車両運用の効率化に大きく貢献しました。

 

 

 

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