JR九州は、長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」(HUISTENBOSCH)が今年で開園25周年を迎えるにあたり、沿線であるJR九州・大村線を走行する博多~ハウステンボス間の特急「ハウステンボス号」をこのほど全面リニューアルすると発表しました。

 

欧州のムードただよう、ハウステンボスに相応しいデザインへと変身します。

 

(西日本新聞より)

 

 

<JRグループ初の新系列・・・783系>

 

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JR九州発足後最初の新形式にして、JRグループ初の新型車両である783系交流特急型電車は、1988年3月に登場しました。

 

日本国有鉄道が1987年4月、民営化により”JR”へと移行していますから、JR化後1年ほどで登場したことになります。

 

もっとも車両の設計開発には、日本国有鉄道時代にさかのぼるため、ある意味「国鉄型車両」と言えなくないかもしれません。

 

地方都市が点在する九州にあっては、急速な高速道路網の発達により自動車や高速バスとの競争は必至。

 

交通事情に鑑みれば、速達性・居住性を高めた新型車両の開発は急務だったと申せましょう。

 

在来使用していた国鉄特急型車両485系の運用を置き換える目的で、最高速度130km/h運転を可能とした783系。

 

211系同様の大型・ステンレスボディに眺望の改善を図るため側窓サイズを拡大、運転機器も211系に準ずるものを採用しており、同じく国鉄末期に登場した近郊型電車・211系と共通する部分を持ちます。

 

九州地区においては、旅客需要の少ない地域も点在することから、それら地域における特急運用に際し短編成での運行にも対応できるよう、車両中央に扉・デッキを配置し車内空間を”二分”。

 

A室・B室と区分しグリーン席や普通席・指定席・自由席を1両の半分ごとに設定できるような構造となりました。

 

登場から29周年。

 

これまでに大掛かりなものとしては2度のリニューアル改造を受け現在に至ります。

 

現行のハウステンボスカラーは、レッドやグリーン、ブルー、イエローといったにぎやかなカラーリングで、一昔前のハウステンボスの”華やかさ”を演出していましたが、本リニューアルでは、木目調の材質を用いることで温かみのある内装へと変身。

 

シートには複数のデザインを取り入れることで、欧風のデザインへとリニューアルされます。

 

現在運用中の4両5編成中、1編成を16年度中(2017年4月)までに、残りは18年度までに全編成を改装する予定です。

 

(西日本新聞:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170104-00010004-nishinpc-soci)

 

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