北海道は、道内での新たな観光列車の可能性を探る検討会議の報告書案の概要を公表。

 

動画で注目されている豪華寝台列車の形態ではなく、中古車両に北海道らしい外装や内装を施して、道北や道東などの短い区間で週末などに運行するのが現実的としました。

 

(北海道新聞:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170214-00010001-doshin-hok)

 

 

“豪華寝台列車”がヒット中

2015年、JRグループでは”ブルートレイン”と呼ばれる寝台列車が軒並み引退。

 

走るホテルと言われた、列車内で宿泊しながら、目的地に向かうという旅情あふれる風景はひっそりと影を潜め、現在定期的に運転される寝台列車はJR東海・西日本の運行する”サンライズエクスプレス”のみとなりました。

 

2013年、JR九州が運行を開始した、豪華クルーズトレイン”ななつ星”を皮切りにJR東日本、JR西日本も豪華クルーズトレイン構想を発足。

 

今春運行を開始するJR西日本のトワイライトエクスプレス瑞風とJR東日本・四季島が揃えば、国内に3つの豪華クルーズトレインが揃うこととなります。

 

このように、豪華クルーズトレインが盛況を迎える中にあっては、それまで豪華寝台特急と言えば北海道を目指していた「北斗星」・「トワイライトエクスプレス」・「カシオペア」を失ったJR北海道としても、北海道の広大な大地を走る周遊型観光列車があっても良いと考えましょう。

 

ところが、目下JR北海道は運賃収入減、保守費用の増加などから本体の鉄道経営自体が危ぶまれている状況。

 

このような中で、新型車両を用いた豪華寝台列車の開発は難しいと考えられます。

 

そこで、検討会議が構想として提案しているのは、中古の気動車車両を改装し、北海道らしい装いとしたうえで列車内で道産食材を使った食事の提供をする列車。というものです。

 

何も、新型車両に拘って列車を開発するのではなく、今あるものをリニューアルし、”心を込めた北海道のおもてなし”を提供できる列車であればそれだけで一つの強みでしょう。

 

普段の閑散路線も、観光列車を周遊させることで運賃収入を得、路線維持へとつながるかもしれません。

 

魅力ある北海道を鉄道で元気に!。

 

素晴らしい列車が誕生することを期待したいですね。

 

 

DD51が重連で牽引する北斗星も見られなくなりました

 

 

 

 

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