「新幹線特急券」が無ければ乗れなかった、185系200番台”新幹線リレー号”とは
クラブツーリズムは、JR東日本との共同企画で、新幹線YEAR2017を記念した特別企画を行います。
新幹線開業当時を彷彿とする、大宮~盛岡間を結ぶ東北新幹線開業35周年記念号と、1982年6月23日の東北新幹線暫定開業時に運転されていた上野~大宮間の専用列車「新幹線リレー号」の2列車が共演。
さて、本日は、東北新幹線の初代で活躍した200系新幹線の緑帯をイメージして塗装された185系緑帯車を用いた、「新幹線リレー号」のお話。
東北新幹線暫定開業用、185系 新幹線リレー号
1982年6月23日。
世界初の高速鉄道として誕生した”東海道新幹線”の開業から実に18年を経たとき、東北新幹線は、大宮~盛岡間が開業しました。
東北新幹線は、大宮~盛岡間が先に暫定開業しており、数年後の上野開業を控え東北新幹線へのアクセス性をよくするために登場した列車、これが”新幹線リレー号”と言うものです。
一般的に、新幹線へと接続する在来線列車と捉えてよいものですが、営業上は新幹線列車の延長であり、上野~大宮間は途中停車駅のないノンストップ列車となりました。
乗車に当たっては、新幹線特急券を所持していなければならず、原則、”新幹線リレー号”単体では乗ることのできなかった列車です。
新幹線リレー用に、185系を投入
新幹線リレー号の運行に当たっては、急行型電車165系の置き換え用に準備した185系200番台が抜擢されることとなります。
登場当時に、当時の国鉄としては斬新なカラーリングパターンであった緑の斜めストライプ改め、いわゆる”200番台の国鉄色”とも呼ばれる、横帯のオーソドックスなスタイルとなりました。
この緑帯は、開業当初に運行されていた200系新幹線の塗装パターンを踏襲したものであり、列車のイメージを新幹線に合わせるために誕生したカラーでした。
新幹線YEAR2017で復活!新幹線リレー号
冒頭でもお伝えしたように、クラブツーリズムとJR東日本は共同企画として、新幹線YEAR2017と題し新幹線開業当時をイメージした列車を運行します。
185系を用いた新幹線リレー号もその1列車ですが、今回の復活で、登場当時の185系200番台”国鉄色”をリバイバルされるでしょうか。
大きな期待が集まります。
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