坂城町169系電車ファンクラブ・しなの鉄道株式会社では、坂城駅前に静態保存されているS51編成 169系電車の撮影会を開催します。当日は撮影会の他に、電車内の開放、鉄道グッズの販売、坂城町169系電車ファンクラブ会員のコレクションの展示などを行います。

保存されている車両は、「クモハ 169-1」「モハ 168-1」「クハ 169-27」の3両編成で、「クモハ」と「モハ」はその形式の１番最初に製造されたトップナンバーです。

「クハ」は最後に製造されたラストナンバーであるとても貴重なユニットです。今年７月には車両の外装塗装工事を行い、リニューアルされきれいな姿になった169系電車での撮影・乗車をお楽しみいただけます。

また、ファンクラブ会員のコレクション展示や鉄道グッズの販売など、鉄道ファン以外の方も楽しめるイベントもありますので、ご家族やお友達同士でお誘い合わせの上、お越しください。

参加費は無料で、撮影会開催記念切符のプレゼント（限定100枚）もあります。大勢の皆さんのお越しをお待ちしております。

＜坂城町役場 企画政策課ニュースリリースより＞

信越本線 横川～軽井沢間・長野県と群馬県の県境にある”碓氷峠”は、1000メートルで66.7メートルのこう配を有する、いわゆる鉄道にとって難所と呼ばれる区間です。

列車単独では峠を越えることができないため、当該地区の専用車両として配置されている補助機関車EF63形による推進運転を必要としました。

そのためこの区間を通行する車両には、機関車との協調運転を可能とするための装備を搭載。

電車には、この協調運転用の車両を示すものとして、形式の末尾に”9″を附番しています。189系・489系に見られますね。

これと同じ意味合いで、直流急行型電車165系を基本設計とする派生形式として登場したのが、今回撮影会で主役となる”169系電車”です。

1967年にいち早く落成した先行量産車を皮切りに68年～69年の1年間、量産車を製造。

基本性能は、ベースとなった165系を踏襲しているため、姉妹形式である165系・修学旅行用167系とも混結運転が可能ですが、この際、EF63形電気機関車との協調運転はシステム上、不可能となります。

もっとも、登場から19年後の1986年には、碓氷峠仕業を抱えていた急行「妙高」号の運用を189系に譲ったため、本来、この区間用に登場した169系は、わずか20年足らずで撤退しました。

その後は、せっかくの装備を活かすことなく、長野県内を中心に急行・普通列車、波動用車両として活躍を続けました。

1997年の長野新幹線開業では、信越本線の一部区間がしなの鉄道へと経営移管され、JRの保有していた169系3両編成4本が移籍。そのうちの一本が、現在、坂城駅前に静態保存されているS51編成なのです。

＜企画概要＞

■開催日時

平成28年11月13日（日）　9:00 ～ 16:00
■開催場所

坂城駅前　169系電車
■内容

(1)169系電車撮影会
午前の部　10:00 ～ 12:00
午後の部　13:00 ～ 15:00

(2)鉄道グッズの販売
鉄道事業者様による鉄道関連グッズ等の販売

(3)坂城町169系電車ファンクラブ会員コレクション展示
・ヘッドマーク、サボなど鉄道グッズの展示
・撮影写真の展示、撮影映像の再生
・Ｎゲージの展示
・記念切符、記念乗車券、オレンジカードの展示
・車掌服等の試着

(4)撮影会開催記念切符プレゼント
先着限定 100枚

(5)撮影会開催記念お弁当販売
限定 50個

■主催

坂城町
坂城町169系電車ファンクラブ
■後援

しなの鉄道株式会社

＜坂城町役場 企画政策課ニュースリリース：http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1475836981461/files/169satsueikai_h28.pdf＞

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