189系/485系の面影はないけれど。ジョイフルトレイン485系NO.DO.KA最終章へ
JR東日本新潟支社は、485系「NO.DO.KA」車両について、車両の老朽化が進んでいることから、来年2018年1月中に運用を離脱させることを発表しました。
具体的な運用終了日は、まだ未定とのことですが、引退までに向けて様々の特別仕立て列車を運転する予定です。
485系だけど189系?でもない?NO.DO.KA
485系NO.DO.KA。
ルーツをさかのぼると、JR東日本が1990年に登場させたジョイフルトレイン、”シルフィード”が前身です。
そして、その”シルフィード”の種車となった車両、それが189系で余剰車両となっていたサロ189形車両ということになります。
当時、189系の編成短縮化に伴い余剰となり、捻出されたサロ189形を基に、新たに車体を新製。
同系車両の交直両用バージョンである485系1000番台の予備部品から、制御装置・電動機、台車などの主要な走行機器を流用し完成させました。
このため、見た目としては影も形も関係のない485系が、車両形式として名乗られることとなりました。
モーター音は健在!485系のMT54系が唸る
先述の通り、485系NO.DO.KA車両は、形式名こそ485系を名乗りながらも、外見上・内装において、かつての姿を思い出せるポイントはありません。
しかしながら、形式名を485系と名乗ることの、もっともその根幹をなす理由は”主電動機などの走行機器が485系車両由来のもの”であること。でしょう。
国鉄型車両における昭和40年代~50年代に渡って幅広く採用されたMT54系モーター。
NO.DO.KAにもこのモーターが搭載されています。
走行音だけを聞けば、まさに往年の485系を思い出す懐かしのモーター音が聴ける車両なのです。
ジョイフルトレイン用485系も晩年か
オリジナルスタイルの485系国鉄色が引退してから早1年と2か月。
そして、485系リニューアル車両とはいえ、車体の随所に往年の姿が見られた3000番台引退から5か月。
485系という車両形式を名乗る車両は、いよいよJR東日本に残る一部のジョイフルトレインのみとなってしまいました。
車体はまだ使えるとはいえ、走行機器類は老朽化が著しく進行。
また一つ、国鉄の”音色”を持った車両が姿を消します。
人気の記事
・“のぞみ”彷彿の停車駅数「500 TYPE EVA」ツアー専用団体臨時列車を初運行
・「湘南色」最後の2編成115系そのままに 単色化中止(JR西日本 岡山支社)
・有料通勤ライナー復活へ、”特急型車両”を購入?(しなの鉄道)
・気軽に長距離を楽しめる列車の構想?JR西日本が長距離列車検討
・ヘッドマークキーホルダー5種類発売中(北斗星・トワイライト・カシオペア・さくら・はやぶさ)
・【幻の貨物新幹線計画】新幹線には貨物列車が走る予定だった?
・【583系ナインドリーム甲子園号】わずか5駅・16kmを走る寝台列車!
関連記事
・新幹線・特急も乗り放題、およそ1万円のJR西日本乗り放題きっぷ発売へ(JR西日本・30周年記念)
・新幹線つばめで行く、熊本総合車両所見学ツアー~旅で応援♪今こそ熊本へ~
・E956形新幹線電車開発へ JR東日本次世代新幹線に向けて
・次期 東海道・山陽新幹線新型車両、N700S車両デザイン決定
・乗り換えなしで、東北・北陸新幹線結ぶ団体直通新幹線 9月運転へ
・東北新幹線開業35周年記念スタンプラリーで、豪華賞品ゲット!(新幹線YEAR2017)
・0系・100系新幹線運転台、特別公開 お子様は制服で写真撮影も(リニア・鉄道館)
・「新幹線特急券」が無ければ乗れなかった、185系200番台”新幹線リレー号”とは
・乗り換えなしで結ぶ!E5系で岩手/青森へ 東北新幹線開業35周年記念号
・紅茶党に朗報、山陽新幹線で”ダージリンティ”5月10日より発売開始
・もしも上越新幹線に導入されるE7系が東北・上越新幹線伝統色を踏襲したら・・・
鉄道ニュースの最新記事
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/30
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/25