先ごろにもお伝えした、山形新幹線（福島～山形間）開業以来、ファンや利用客に親しまれてきた「つばさ号シルバー色」は、「おしどり」を表現したエクステリアデザインに塗色変更することから、明日、10 月 29 日（土）をもってラストランとなります。

すでに募集されていたラストラン記念運行に参加される方はもちろん、停車駅でもお見送りをすることができるでしょう。

出典：JR東日本ニュースリリース

＜山形新幹線とシルバー塗装について＞

1992年に開業した山形新幹線には、ミニ新幹線と呼ばれる在来線直通の新幹線電車400系が投入されました。
これまでホワイト基調に、ブルーのラインである東海道・山陽新幹線カラー、同じくホワイトベースにグリーンのラインである東北新幹線カラーの後に登場した400系は、シルバーを基調にグリーンの帯を配すという、新幹線としてはこれまでにない、斬新なデザインで登場しました。

以来22年間、この塗装は山形新幹線のイメージとして定着し、車輌に合わせた若干の変化を加えながらも、400系新幹線の後継であるE3系新幹線でも伝統的に受け継がれてきたのです。
新色が登場してからも、その塗り替え期間としての2年間、最近ではわずか最後の1編成という状況で見られた塗装ですが、いよいよ塗り替えの時期となりました。

惜しまれつつラストランを迎える、伝統あるシルバー色。

これからの、新しい時代を「おしどり」カラーの新幹線が”山形”を盛り上げていってくれることでしょう。