キハ55系気動車を使用した、最初の”急行”である「ひかり」号。1958年4月に、鹿児島本線・日豊本線経由で博多~別府間に設定された列車です。

 

わずか、4か月後の8月には利用率の悪さから、準急へと格下げされたものの運行区間の延長、経路の異なる第2ひかりの登場など、名列車として名を残しました。

 

1964年、東海道新幹線が開通すると、速達タイプの列車として超特急「ひかり」に名前を譲りました。

 

「栄光のひかり号」保存プロジェクトは現在、九州の地から遠く離れたひたちなか海浜鉄道において引退後、留置が続いているキハ2000形気動車を、クラウドファンディングによる支援金を広く募ることで、九州は平成筑豊鉄道の金田駅にて”動態保存”しよう。という取り組みです。

 

このひたちなか海浜鉄道に保管されている同車両は、もともと北海道・留萌鉄道で使用されていた車両で、同社で4年間の活躍後、ひたちなか海浜鉄道でおよそ40年にわたって運行されてきました。

 

そのため、外観を見てわかるように、まさに”北海道仕様”のキハ22であり、本州向け車両とくらべて窓位置の高さの違いや、客用窓のサイズに若干の差異が見られます。

 

しかしながら、車内外が製造当時の原型をとどめている点、DMH17Cという国鉄型ディーゼルエンジンの状態が良いこと、もとより、往年の”ひかり号”にディテールが限りなく近いこの車両をいつまでも大切に残していこうということから、今回のようなプロジェクトが始まったのでした。

 

半世紀を走り抜いた名車キハ2004を解体から守りたい。:https://readyfor.jp/projects/kiha2004

 

当、プロジェクトの支援金募集も残り”3日”。

 

往年のひかり号、復活が実ると良いですね。

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