写真引用元:小田急電鉄ニュースリリース: http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8500_1656600_.pdf

小田急電鉄株式会社では、新型特急ロマンスカー「70000形」を、2018年3月の営業運転開始を目指し、製造することに決定しました。

 

現行特急ロマンスカー50000形/60000形の後継となる70000形は、ダイナミックな景色が堪能できる展望席を設置、側面窓は、高さ1mの連続窓を採用し流れゆく沿線の四季折々の風景を存分に楽しむことができるようになるそうです。

 

性能面では、車両の左右振動を抑制する装置を搭載し、居住性と乗り心地の向上が期待されます。

 

箱根への優雅な移動時間を、より上質なものへと昇華させてくれるでしょう。

 

昨今、日本は訪日外国人旅行者が増加傾向にありますが、スーツケースなどの大型荷物が収納できるスペースの設置やWi-Fiによるインターネット接続環境整備、バリアフリー対応のユニバーサルデザイン(UD)を採用するなど、海外をも視野に入れた多様なお客様のニーズに対応した車両となるようです。

 

編成の内容は、観光特急への充当を重視した設計としつつ、通勤通学輸送への使用も想定しているため、ビュッフェ・ラウンジの設定はありません。特急車としての快適性・居住性に重きを置きつつ、収容力も両立させたものと言えます。

 

外観のイメージは、図をみますとわかるように、小田急伝統のバーミリオンを主体とした塗装は、往年の小田急ロマンスカーをほうふつとさせる雰囲気を有しており、高揚感が漂います。

展望席の構造を有する先頭車は、現行の50000形に通ずるデザインですが、歴代のロマンスカー10000形や7000形、ひいては3100形を想起させる容姿が伝統の正統的な継承をしているように見せてくれます。

 

 

ロマンスカーは、一私鉄としての新型車両という視野にはとどまりません。

初代3000形ロマンスカーの登場は、国鉄151系・新幹線開発にも大きな影響を与えました。国鉄との協力により、登場当時で狭軌鉄道史上、最速の145km/h。世界最速を記録しています。

 

初代ロマンスカー時代に合わせて進化を続ける小田急・ロマンスカー。新しい時代に、今度はどんな風を吹かせてくれるでしょうか。

2年後が楽しみです。

 

小田急電鉄ニュースリリース:http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8500_1656600_.pdf

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