JR四国から東武鉄道へと譲渡された、12系・14系客車が28日深夜より多度津から甲種輸送されました。客車の編成は、東京方面からオロ12 10+オロ12 5+スハフ14 5+オハフ15 1+オハ14 1+スハフ14 1で組成、牽引機は新鶴見機関区のEF65 2139号機が担当しました。

 

鉄道ホビダス:http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2016/09/jrjr_152.html

 

きたる2017年夏から東武鉄道で計画されている「SL復活運転プロジェクト」のためJR四国において留置されていた客車が奇跡の復活を果たし、先日の試運転記事をお届けしてからおよそ一月。
<【JR四国⇒東武鉄道】12系・14系客車、譲渡前の試運転!⇒過去記事はこちら

 

12系・14系は、いよいよ東武鉄道に向けて甲種輸送されました。車両の外装は、個々に色あせやさびなどが発生しており、これから手が加えられていくものと思われます。

大井川鐵道に譲渡されたJR北海道はまなす用14系の復活間近と相まって、注目すべきニュースです。

 

【東武鉄道「SL復活運転プロジェクト」概要】

東武鉄道では、2017年の夏を目途として、日光・鬼怒川地区における蒸気機関車(SL)の復活運転を目指し、準備を進めています。

 

SLの復活運転は、「SL+車掌車+客車+DL」という編成で運転することとしており、SLをJR北海道から貸与、車掌車はJR西日本・貨物、客車はJR四国から、DLはJR東日本よりそれぞれ譲渡されます。

 

運転計画としては、土曜休日を中心に年間最大140日程度を予定しています。

 

東武鉄道株式会社ニュースリリース:http://www.tobu.co.jp/file/pdf/b1aa63bbdbbedc2f1f8e1b16523e14e7/160421_3.pdf

 

 

 

また、今回の甲種輸送を担当したのは、JR貨物新鶴見機関区の EF65 2139号機(1139号機)。

 

更新機であるにも関わらず、登場当時に近い”国鉄色”を纏った美しい姿に、往年の寝台特急を思わせる”瀬戸”を模した”甲種輸送”ヘッドマークを掲出、さらに輸送車両となるブルーの12系・14系の組み合わせは、どこか昔懐かしい寝台列車を見ているよう。

 

見事に復活を遂げることとなる12系・14系、そして東武鉄道で走り出す、SLの雄姿に、期待は膨らむ一方です。

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