往年の寝台特急ブルートレイン「あかつき」は、1965年10月1日のダイヤ改正で運用を開始した、京阪神と九州間を結ぶ「関西ブルートレインの祖」とも呼ばれた歴史に残る名列車です。

 

この度開催される、「長崎デスティネーションキャンペーン」では、JR西日本に所属する「サロンカーなにわ」編成を用いた、特別仕立て列車「サロンカーあかつき」を大阪~長崎間で夜行特急列車として運行します。

 

【長崎デスティネーションキャンペーンの概要】

JRグループでは、平成28年10月1日(土)から12月31日(土)までの3か月間、長崎県、地元自治体、観光事業者と連携し、「旅さきは、ながさき。」をキャッチフレーズに、「長崎デスティネーションキャンペーン」を開催します。長崎県での単独開催は初めてとなります。

 

JR西日本ニュースリリース:https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/08/page_9160.html

 

サロンカーなにわを用いた、「サロンカーあかつき」。

特別企画内容を読んでいて驚きました。まさに、往年の関西寝台特急「あかつき」をほうふつとさせる運行ルートで、ある意味「一夜限りの大復活」ともいえる特別列車です。

使用車両は、奇しくも「14系」。既に客車自体が少ない中で、消去法的に選ばれた編成、とはいえ、あかつき現役当時の「14系系統」が使用されるのも大変貴重な機会です。

 

気になるのは、牽引機が本州内で、また、九州島内でどの機関車が用いられるか、というところでしょうか。

 

話がそれてしまいますが、1965年~2008年までの実に43年間にわたって活躍した、寝台特急ブルートレイン「あかつき」。

 

京都・新大阪~長崎・佐世保を結んでいた関西九州連絡夜行寝台列車でした。1974年には、7往復にまで増発され、この時があかつきの最盛期と言えます。

 

2008年廃止までのこの間、彗星、なはとの併結運転も行われましたが、翌年廃止となる「はやぶさ・富士」号を残して運行を終了しました。

 

そんなあかつきを踏襲した今回の特別列車「サロンカーあかつき」号、長崎デスティネーションキャンペーンを飾る企画としては大変映えある列車となるでしょう。

 

ましてはめったにない、JR九州管内への他社線車両の入線も特筆すべきポイントかと思われます。

11月25日の運行が待ち遠しく思います!

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