去る15日、JR西日本が17年春から運行予定の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス瑞風（みずかぜ）」用先頭車両が完成、網干総合車両所宮原支所に搬入されました。通常の車両には施されない保護シートで全身を覆われ、本来の姿は公開までのお楽しみとしながらも、搬入・連結作業は報道陣に公開されたそうです。

神戸新聞NEXT：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000006-kobenext-bus_all

待望の次期寝台特急「トワイライトエクスプレス瑞風」がいよいよ現実味を帯びてきました。2015年3月13日に惜しまれつつ廃止された寝台特急「トワイライトエクスプレス」の後継となる列車です。

各地を走行できるよう、ハイブリッド気動車として製造、「87系寝台気動車」という今までに聞いたことのない車両形式が附番されます。寝台気動車、と聞きますとエンジンの振動や騒音をどのように解決していくのか気になるポイントでもありますが、今後の試運転で徐々に明らかとなっていくことでしょう。

トワイライトエクスプレス瑞風用車両は、すでに搬入されている車両と組み合わせて4両編成で今後、各種試験・試運転が行われます。今回の搬入では、保護シートに包まれているため、実際の色合いや装飾など不明瞭な部分も多くありますが、高運転台スタイルにぜいたくな展望デッキ付きという観光列車ならではの豪華な装いは、新たな鉄道旅行による魅力を提案してくれそうですね。

トワイライトエクスプレス瑞風は、これまでのような往路、復路の行程で走行する列車ではなく、各地の観光地に立ち寄りながら巡る周遊スタイルの寝台列車となる予定です。

クルーズトレインとして先陣を切ったななつ星やカシオペアには存在しない、シングルルームも備えるなどおひとり様の旅もサポート。スイートルームには、専用のバスタブも設置され、これまでの”走るホテル”の常識を根本的に覆す設えとなります。

憧れの、いつかは乗ってみたいクルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」。

運行開始後には、どのような素晴らしい旅を演出してくれるのか、期待大です(^O^)

まもなく始まる試運転を楽しみに待ちたいと思います。