ブルートレインに”泊まって”みませんか。小坂鉄道
秋田県は小坂町、 観光施設「小坂鉄道レールパーク」。

http://kosaka-rp.com/publics/index/53/

１９０９年（明治４２年）、前身の小坂鉄道として発足し、２００９年に廃止された元鉄道事業者で、２０１４年に一部の敷地、駅舎、車両を小坂町に譲渡、鉄道関連の遊べる施設として発足しました。
小坂レールパークでは、かつての寝台特急、ブルートレインあけぼの号に使用されていた２４系客車を購入し、宿泊できるサービスを提供しています。

昨年5月にＪＲ東日本から譲り受けた客車は、長年の運行に伴う経年劣化で塗装の痛み、剥がれも起きており見ていて痛々しい部分がありました。
そこで、この列車をいつまでも永く保存し続けるために整備を実施、休業日を設けながらも丁寧に再整備が行われた24系は、往年のブルーと金帯が輝きを取り戻し、今月10日営業を再開しました。
塗装はしっかりメンテナンスしてきれいな状態を保つことで、屋外でも劣化の進行を極力抑えることができます。
逆に、剥がれや割れのある状態だと隙間などから風雨が侵入し、車両自体の老朽化が早まってしまうんですね。
ここ小坂鉄道レールパークでは、この２４系客車を「静態保存」ではなく「動態保存」に拘って保有するという方針を立てており、いつまでも現役時代と変わらない生き生きとした姿を見続けられるかもしれません。
時代の流れで、失われていくものもある一方、これら歴史を文化として大切にしていこうという有志の努力に感謝したいものです。
ぜひ皆様もブルートレイン時代の懐かしい寝台で列車泊を楽しんでみませんか。