トワイライトエクスプレス用 EF81 103号機のイラストが出来上がりましたのでアップします。

 

寝台特急トワイライトエクスプレスは、1989年7月に運転を開始。

 

当初は団体列車、のちに臨時列車として運行され、定期列車には昇格しなかったものの、廃止までの実に26年間活躍をつづけた名列車です。

 

臨時列車廃止後は、同年5月から本年3月まで「特別なトワイライトエクスプレス」としてJR西日本管内を運行、別れを惜しむファンや乗客に最後の活躍を見せました。

 

さて、今日のイラストは、1989年の運転開始当初から臨時列車廃止の2015年まで、専用牽引機として役務を担ってきたEF81 トワイライトエクスプレス色です。

 

トワイライトカラーのEF81は、大阪-青森間の牽引を担当しており、専用機として5両が用意されていました。

 

故障などやむを得ないときには、ローズピンクの通常のEF81が充当されることもありましたが、深緑の車体にイエロー帯の24系客車と同色で塗られたEF81の組み合わせは、編成美としての統一感があり「豪華寝台特急」たる風格を示していました。

 

トワイライトエクスプレス専用機のEF81は、塗装が違うだけではありません。

以前に、EF81のいわゆる虹釜、95号機のイラストを掲載したことがありますが、連結器廻りの研究をしていますと、トワイライト用EF81とは、形状が異なることに気づきます。

 

これはオリジナルの自動連結器を密着自動連結器へと交換したから、なのですが、この自動連結器は連結面に隙間が存在しており、起動時や力行・減速時の挙動でいごくため、ショックが起きやすく乗り心地が悪くなります。

 

その点、密着自動連結器は、遊びが少なく、衝撃が緩和されるため、乗り心地が向上したのです。

見た目の違いは、その際にスカートの形状が変更されたため、だったのですね。

 

トワイライトエクスプレス専用機として、およそ26年間を担ったEF81も、特別なトワイライトエクスプレスの専用牽引機EF65にバトンタッチし、お役御免。
(特別なトワイライトも運転は終了しています)

 

イラストのプロトタイプである103号機は現在、京都鉄道博物館で、ピカピカに整備され美しい車体で保存されていますよ。

 

一度、現役時代の雄姿と重ね合わせながら、見学に行ってみてはいかがでしょうか。

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