前面緑帯の811系って??

今日は久々に九州ネタです。
811系。
1989年からJR九州が製造した421系近郊型電車の置き換えを目的として制作された車両です。

ステンレス車体にホワイトのマスク、現在の九州を走るほかの車両に比べると落ち着いた印象を持ち、ある意味地味なのですがこの811系、記念すべきJR九州初の近郊型電車として誕生しました。

これまでの国鉄車両のイメージを一新し、一般形にもかかわらず、明るい車内、スマートな内装、転換クロスシートを装備した車内は「新しい電車」の息吹を感じました。

車体は、415系1500番台をベースにしているので、これらの時代の211系等に通ずる形状と言えますね。

導入当初は、新車であること、転換クロスシートを装備していることから、臨時急行「ひのくに」スジでも運転された実績を持つ車両です。 (近郊型の急行運用、とはいえ、これらを遜色急行と一くくりにするかは別にしまして。。。)

そういう811系、増発用にマイナーチェンジした100番台と、トイレ設置車として制作された200番台のサハがバリエーションとして存在します。

外観上は、0番台と変わりがないため、あまり変化のない車両とも言えるのですが、過去には、スペースワールド号や三井グリーンランド号、門司港レトロ号のラッピングが施される種車となったりして、話題を集める車両でした。

前置きが長くなりましたが、今日は、811系「前面だけ緑帯!?」編成のお話です。

上述のように811系は、P8,P9編成が三井グリーンランド号編成として1995年~2007年まで活躍しました。
当初は、快速「三井グリーンランド号」のスジで優先的に運用されていましたが当該列車の運行終了により、一般車と共通の運用になりました。

その後、専用塗装を解かれたP8,P9なのですが・・・

イラストをご覧いただくと分るのですがなぜか、前面の緑帯だけは消されず、話題の車となりました。

側面はステッカーだったけど、前面はさすがに塗装だったのですかね?

そこの部分だけ消されずに三井グリーンランド塗装の名残を残す姿は、外観にあまり変化のない811系にとって、マニアックな要素でした。
今現在では、その緑帯も消され一般車と同じ外観になってしまいましたが、いまだに「P9」と聞くと、緑帯顔の811系を思い出してしまうのです(^O^)

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