2016年冬、嵯峨野トロッコ・ストーブ列車運転
嵯峨野観光鉄道では、平成27年12月より、今冬に向け「ストーブ列車(『だるまストーブ』を設置した車両)」の営業運転を行ってまいりましたが、本年も12月8日より運行する運びとなりました。
京都の冬の空気に包まれた保津峡の渓谷に沿って、ゆっくりと優雅に走るトロッコ列車の中で、だるまストーブのほっこりとした暖かさを感じながら、ノスタルジックなくつろぎのひとときをお過ごしください。
<嵯峨野観光鉄道・JR西日本ニュースリリースより>
さかのぼること昭和5年。実に86年も前のことです。この冬12月から運転されている津軽鉄道のストーブ列車を嵯峨野観光鉄道でも運転するにあたり、同鉄道より指導をもらい、昨年より運行を開始しています。
今年は、昨年のストーブ列車が好評であったため2年連続での運行となりより賑わいが増すことが予想されます。
<山陰本線旧線を活用して生まれ変わった観光鉄道>
1989年、輸送改善を目的としてJR西日本・山陰本線 嵯峨~馬堀間は電化・複線化による新線への切り替えにより、これまでの保津峡を縫うようにして走る旧線は廃止となりました。
しかしながら、景勝地であるこの区間を観光資源として使わぬ手はなく、その翌年に嵯峨野観光鉄道を設立、91年からトロッコ列車の運転を開始しています。
分かる人にはわかると申しますか、かの有名なプレーステーション鉄道シュミレーター「電車でGO」では、まさにこの旧山陰線を舞台としたコースが展開されていましたから、実際に乗車したことがない方にも馴染みのある路線ではないでしょうか。
キハ58系急行「丹後」、キハ40系普通列車、DD51形ディーゼル機関車による旧客普通列車など、思い出深い路線でした。
話がそれてしまいましたが(笑)
風光明媚な旧山陰線のそばには、嵐山・嵯峨野といった有名の観光地が点在することや保津川下りとの周遊、外国人観光客の誘客も功を奏し、当初はいずれのローカル線と同じような状況になると思われた同線は、年間100万人ほどの誘客に成功しています。
世代交代により数を減らしつつある、貴重な国鉄型DE10形ディーゼル機関車を2両保有し、客車はトキ25000形貨車を改造した5両編成で運転されています。
■嵯峨野トロッコ・ストーブ列車2016冬・出発式の開催
(1)出発式の開催日時
平成28年12月8日(木曜日) 9時20分から10時まで
(2)記念イベントの開催日時
平成28年12月8日(木曜日) 11時15分から11時45分まで
(3)場所(所在地)
トロッコ嵯峨駅構内(JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅すぐ横)
その他詳しい内容は、https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/11/page_9499.html
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