今年8月22日より、群馬県内の上越線・吾妻線・信越本線向けに211系電車の導入が始まりました。

 

これに伴い、在来の107系/115系電車の置換が徐々に進んでおり、国鉄型車両安泰の地であった高崎地区も少しずつ模様を変えつつあります。

 

211系は、1985年に登場した国鉄の直流近郊型電車です。国鉄民営化の過渡期に登場した車両の為、JR移行後も製造の続けられました。

111・113系・115系の後継に当たる本形式は、ステンレス車体にブラックフェイスの引き締まったいで立ち、同時期に山手線に導入された205系電車と同様、軽量ステンレス車体やボルスタレス台車を採用するなどで省エネルギー化やメンテナンスコストの軽減を図りました。

 

全盛期には東海道線で2階建てダブルデッカーのグリーン車を2両連結した、堂々たる15両編成で活躍し首都圏近郊路線の”顔”ともいうべき存在でした。

 

登場から30余年、首都圏には後継のE231系・E233系電車の登場で地方路線への転属が進み、第2の活躍を続けています。

 

この度高崎地区でリニューアルされた211系電車には、各ドアの足元にすべり止めを設置。ドアの開閉をボタン式に変更し、手動式と代わって容易に開閉できるようになりました。停車時の冷暖房効果を高めるという点で大きな効果を発揮できるため、寒い地域向けには必須の設備です。

 

同時に、自動化したことにより、利用者の利便性や安全性を向上させています。

 

外見では、イラストを上げましたように、スノープラウ一体型のスカートへと取り換え。

長野地区に転用された211系と同じものを装着しています。首都圏で活躍していたオリジナルと、東海地区、後付けの強化バージョンに続き、4種類目の形状となり、カラーバリエーションとともに登場時と比べて多彩な顔のバリエーションが見られるようになりました。

 

慣れ親しんだ、107系・115系に代わって、高崎地区の顔となる211系。

末永い活躍を期待したいところです。

 

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