国鉄急行型165系と深いつながり・・・107系100番台廃車回送!
昨日12日、JR東日本高崎車両センターに所属する107系100番台4編成が廃車回送されました。
2013年の0番台車に引き続き、3年ぶりの廃車となります。
さて、107系というと国鉄急行型電車165系の廃車発生品を用いて新製された車両ですが、JR東日本発足後初の新形式車両という記念すべき車両でもあります。
製造後、20年前後が経過していた165系を普通列車として運行するには、老朽化、乗降扉数の少なさから発生する混雑時の遅延、閑散時の輸送力過剰などいくつもの問題が発生していました。
107系は、線区に最適な車両を導入する目的で開発。コストダウンを図るため、置き換え対象となる165系の主要部品を流用しましたが、製造から20数年ですと、まだまだ主要な部品や機械は使用できたのでしょうね。
なお、この車両は、自社社員の技術力維持・工場の観点から自社工場で製作されています。
機器類こそ165系を使用していますが、車体は垂直車体に両開き3扉のロングシートタイプで、通勤型車両へと見事に変貌、ギア比も、普通列車用に起動加速度を向上させています。
165系時代のMT54モーターと通勤車ギア音は、唸りが激しくなかなか聞きごたえがありますね。
90kmの音が素晴らしい。。100km出るのか??と思えるほどの唸りですね。
ギアの違いでここまで音色が変わるとは(^O^)
165系の華やかな活躍とは裏腹に、比較的地味に活躍した107系。
残りの編成もできる限り、爆音をとどろかせながら活躍してほしいです(^O^)
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