最高運転速度85km/h以上で運行する貨物列車のこと、その総称を「高速貨物列車」と呼びます。その高速貨物列車も最高速度85km/hで運行する列車を「高速貨物列車C」、最高速度95km/hで運行する列車を「高速貨物列車B」、そして、最高峰となる最高速度100km/hまたは、110km/hで運行する列車を「高速貨物列車A」とする3種類の種別があります。

さて今日は、最高速度110km/hで駆け抜ける「高速貨物列車A」のお話。

イラストを上げてみました。

みんなの人気者EF66 27号機に、「スーパーライナー」のヘッドマークを取り付けてみました。

スーパーライナーとは、国鉄からJR発足直後になって運転されていた貨物列車です。コキ100、コキ200、コキ50000の高速仕様車で構成される編成で、旅客列車で例えるならば、「特急列車」に位置する貨物列車であり、ダイヤ設定においても最優先にスジの引かれる列車、いわば貨物列車の「最高峰」でした。

牽引は、パワフルなEF66が担当。ヘッドマークが良く似合う機関車らしく、「スーパーライナー」の看板も誇らしげに爆走していました。

このスーパーライナー、国鉄特急色はもちろんのこと、20号機に施されたJR貨物試験色にもぴったり！

今でこそ、旅客列車にもヘッドマークは省略される時代となってしまいましたが、地味な装いでの活躍が大半を占める貨物列車において「スーパーライナー」は花形的運用だったといえます。