JR西日本・吹田総合車両所では、年に一度、車両所の一般公開を実施しております。普段はなかなか見ることのできない車両所の作業の様子や、珍しい車両の展示が好評で、例年1万人規模のお客様にご来場いただいております。今年度は、トワイライトエクスプレスの展示や昨年ご好評いただいた運転士体験を2カ所に増やし、より多くのお客様にお楽しみいただけます。皆様のご来場をお待ちしております。

 

JR西日本ニュースリリース:https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/10/page_9398.html

 

去る2015年3月に臨時列車としての運行終了、本年3月21日に、「特別なトワイライトエクスプレス」としての運行を終了していた24系寝台特急・トワイライトエクスプレス。

 

客車寝台列車といえばブルーの車体がトレードマークだった時代に、それまでのブルートレインの常識を覆すような豪華な設備と深緑の車体を持つトワイライトエクスプレスは、登場時にして利用客から大きな反響を得ました。

 

1989年の登場から実に27年。その華麗なる軌跡に幕を閉じた同列車は、後代の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」にも「トワイライト」の名前を継承する、伝統と格式ある列車です。

 

現役当時で、大阪~札幌間をJR旅客3社線経由、およそ22時間、1,500kmあまりに及ぶ走行距離はJR至上日本一を誇る長距離列車でしたが、車両自体の老朽化・青函トンネルの新幹線走行に伴う架線電圧の昇圧工事で、事実上、一般の在来線車両が通行できなくなったこともあり、運行の継続は困難となりました。結果、2015年3月に多くの人々に惜しまれつつ引退の道を選びました。

 

その後、車両の全般検査切れまでの期間をJR西日本管内で走行する「特別なトワイライトエクスプレス」として運行。短い間にもかかわらず、最後の活躍も大きく取り上げられました。

 

この度のJR西日本・吹田総合車両所一般公開においては、先般引退したトワイライトエクスプレス車両の展示が行われます。廃止後、そのまま廃車解体とならず、保管されていた車両です。

 

ぜひ、往年の雄姿をしのびながら、久しぶりに再会できるトワイライトエクスプレスを楽しみにしたいですね。

 

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