懐かしの国鉄車両を彷彿とする、サボ風パスケースを試作しました
商品開発室から、懐かしの国鉄車両をほうふつとする、サボ風のパスケースのイメージイラストをご紹介します。
サボの中でも、種別標と呼ばれる「急行」・「特急」標です。
写真資料から仕上げていったのですが、面白いのは、サボによってそれぞれ少しずつ書体が違ったり、同じように見えても線の太さが異なったりと、いわゆる大量生産時代である現在と異なる手作り感が垣間見えるのです。
プラスチック製のサボは地域によって意匠が変わるものの、基本同様の書体を用いていれば差違は少ないものですが、今回はホーロータイプのサボをプロトタイプとしているので、独特の国鉄時代の書体をイチからトレースして起こしました。
赤い部分は、鮮やかにしていますが、使用感のある少々落ち着いた赤にしようかとも悩み中です。
≪サボとは≫
列車の行き先や種別の書かれている、行先標のこと、これをサボと言います。なぜサボなのかというご質問ですが、英称で”サインボード”と書きますからこれを略しているのですね。
国鉄時代においては前面に表示するヘッドボードとこれらサボによって種別・行き先を示すのが一般的でした。
近年においては夜間、光源によって照らされることがないため見えにくい、人員が一両一両取り換える手間、盗難などの観点から、サボの役割は方向幕やLED表示器へと世代交代が進み、懐かしい鉄道風景の一つとなってしまいました。
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