仙台地区向けE721系の兄弟・E129系直流一般型電車
2014年時点、最も長いもので車齢が50年に達していた新潟地区の主力形式、115系。旧型国電を置き換える目的で1978年から当該地域に新製配置された生え抜きの車両でも40年に達しようとしています。
一部の車両についてはリニューアル工事を実施しつつも、車齢に伴う老朽化・陳腐化はこれをもっても対応できなくなり、また、2015年には北陸新幹線の金沢延伸開業に伴う、並行の信越本線(妙高高原~直江津)が第3セクター「えちごトキめき鉄道」に移管されることから、E127系12編成を譲渡することが決定。
旧型車両の置き換えと不足する車両を補充する目的で、”E129系”一般形直流電車は開発されました。
車体構造・機器システムの仕様を共通化した総合車両製作所のステンレス車ブランド:「sustina」を量産車として初めて採用(その後E235系にも採用)した意欲的な車両で、兄弟車である仙台地区E721系と同等の短編成設備・新潟地区に向けた耐寒耐雪構造。
新潟地区には電車・気動車・客車用の床面の低い共用ホームが存在するため、乗降口の高低差を極力縮めるべく1,130mmを実現。従来の115系とくらべて95mmも低くなり、バリアフリー化に貢献しています。
E129系は合計で160両を製造する計画で、じわりじわりと勢力拡大中。老練の115系を徐々に置き換えつつ、新潟地区の主役となっています。
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