夜行列車が年々数を減らす中、JR東日本とJR東海は、2016年冬から2017年春先にかけて運転する”冬の臨時列車”で、今年も『ムーンライトながら』号を運転しています。

 

JR東日本では、その他に『ムーンライト信州』号も運転しています。

 

≪数を減らす、夜行快速列車≫

多客期に設定される臨時増発列車。

 

新幹線や特急列車、行楽向け列車の増発計画が際立つ中、最近ではひっそりと影をひそめてしまったのが、夜行快速列車です。

 

近年運転されるものとしては東京~大垣を結ぶ”ムーンライトながら”号・新宿~白馬を結ぶ”ムーンライト信州”号くらいで、かつて仙台・新潟や四国、九州と主要都市を結んでいた往時の”ムーンライト”列車は軒並み廃止されています。

 

 

≪青春18きっぷも使用できる貴重な乗り得列車≫

青春18きっぷの利用可能期間へと重なるように運転されるこれら夜行快速列車は、座席指定料金を別に支払えば、青春18きっぷで乗車することができます。

 

これにより18きっぷでの旅行時に長距離を、しかも宿泊を兼ねて乗車できる列車は、鈍行で行く鉄道旅行の支えとなりますし、より遠隔地へ行く際の便利なツールと言えるのです。

 

近年では、全国を行脚するにも新幹線並走区間が第3セクターへと移管され、青春18きっぷの利用対象外区間となったり、地方路線が廃止されたりして肩身の狭い思いをしている”18キッパー”も多いことかと思いますが、18きっぷを用いてJR全線を攻略するために必要不可欠であった夜行快速列車すら年々縮小傾向にあっては、ダブルパンチです。

 

 

≪使用車両の寿命やいかに≫

1981年、国鉄最後の特急形電車として登場した185系は、現在ムーンライトながら運転時に使用されている車両です。

 

特急用途だけでなく、通勤通学輸送にも用いられる高い汎用性を持つ車両として登場したため、臨時夜行快速などの波動輸送にも一躍かっています。

 

使い勝手が良いとはいえ、登場からすでに35年の経過する同系列は、1990年代から2000年代前半にかけて実施されたリニューアルを経ても、徐々に淘汰が進んでおり、次のムーンライトを担う車両の予測に関して、注目を集めている部分です。

 

冒頭に記した”ムーンライト信州”号についても189系電車が用いられていますが、1975年から製造が開始されたこちらの車両も40年超が経過することもあり同様に動向が注目されます。

 

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