※写真はMr.DIMERが用意したイメージです。

去る11月22日、福知山電車区豊岡支所所属のDE15 2525号機が豊岡~和田山~寺前間で試運転を行いました。

(鉄道ホビダスより)

 

積雪シーズンを前に、線路上の雪かきを担うラッセル車の試運転が行われる季節ですが、今回は先日ご紹介したDD15の後継機に当たるDE15についてお届けしましょう。

 

≪除雪用ディーゼル機関車、DE15≫

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基本番台となる0番台が1967年に登場したDE15は、元となるDE10形基本番台と同様な車体を有し、1981年までに5系統のバリエーションにより製造されました。

 

先代に当たる1961年登場のDD15形はそれよりも前に当たる雪かき車キ100形などの老朽化、運用効率の悪さを解消すべく登場した機関車でしたが、ラッセルヘッドの取り外しが煩雑なことで効率よく運用できないこと、ヘッドが機関車に依存するため軸重が重くなり、低規格のローカル線区へ入線できない、といったことでその後ほどなくして誕生したのがDE15ということになります。

 

2軸台車を有するラッセルヘッドとすることで、機関車自体の軸重を抑えることを可能に、定期各線区にも入線可能な除雪用機関車となりました。

 

入替機として使用する際はヘッドの取り外しを必要とするため、脱着が簡易的になるよう工夫され、まさしくDE10と同じように使用が可能です。

 

もっともラッセルヘッドを外せば、DE10として使用はできるものの、こと2500番台については客車暖房用の蒸気発生装置(SG)を搭載していないため客車の牽引には向きません。

 

ただ、除雪用途以外での使用時には、DD15のようにラッセルヘッドをクレーンによる大掛かりな着脱を必要としないため、より機動性が向上しています。

 

現在は、JR北海道・東日本・西日本ほか、あいの風とやま鉄道・秋田臨海鉄道に在籍しており、除雪用モーターカーの台頭により出番が減少しつつも活躍を続けています。

 

また、国鉄からJR東日本を経て一部が移籍したDE15は、後にDE10形3000番台・3500番台として使用されています。

 

(鉄道ホビダス:http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2016/11/jrde15_2525_4.html)

 

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