京都鉄道博物館は、2017年4月29日にグランドオープン1周年を迎えることから、記念イベント・企画展等を開催しています。

 

この度、グランドオープン1周年記念イベント「おかげさまで1周年 鉄道の楽しさ大発見!」後半の内容が決定しましたので、お知らせします。

 

(京都鉄道博物館より)

 

 

 

初代湘南電車80系 特別車内公開

京都鉄道博物館プロムナードに展示してある80系電車の車内を公開します。

 

木材を多用した近年の車両には見られない懐かしの車両を実際に見て楽しめます。

 

開催日

2017年5月1日(月)~7日(日)までと13日(土)・14日(日)です。

※14日までの期間終了後も20日(土)・21日(日)・27日(土)・28日(日)に引き続いて公開を継続します。

 

公開時間

10:00~16:30まで

 

車両の場所

プロムナード内 80系電車(車内一部非公開)

 

 

80系電車 概説

1949年、国鉄が開発した長距離列車用直流電車が80系です。

 

オレンジと緑の湘南電車、湘南色の元祖となる車両です。

 

それまでの国鉄は、機関車牽引による客車列車の輸送が主流で、当時における”電車の役割”は、大都市圏における短距離・通勤通学輸送向けの車両としての位置づけでした。

 

80系の導入は、これを機に電車が中・長距離輸送にも十分に応えられる性能を有する車両として認められたきっかけであり、1958年までの8年間、およそ650両の大家族、普通列車から準急列車まで東海道・山陽線の雄として広く活躍しました。

 

初期故障ゆえに「遭難電車」

営業運転開始前の故障・火災、営業運転開始後も初期故障が頻発したことから、世間では、”湘南電車”ならぬ”遭難電車”ともじられてしまいました。

 

後年の1960年、”はつかりがっかり事故ばっかり”とけなされたキハ81系でも同様だったように、新しい技術や取り組みとして登場した車両ゆえにきかれた”勲章”でしょう。

 

 

 

湘南顔、”湘南スタイル”の波及

湘南スタイルと呼ばれる非貫通・傾斜のある2枚窓の”80系正面形状”は、クハ86形2次車で出現して以降、非常に広範囲の鉄道車両が採用するに至りました。

非貫通の優等列車然とし、正面窓が上方につれ後退する傾斜スタイル、中央に通った鼻筋、おでこの丸目一灯。

 

国鉄型車両のみでなく、地方私鉄車両での採用も見られました。

 

 

 

 

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