写真引用元:鉄道博物館からのお知らせ: http://www.railway-museum.jp/news/pdf/20161109_1.pdf

101系電車は「新性能電車」として1957(昭和32)年に登場し、中央線を始め山手線、大阪環状線など都市圏の通勤通学の足として活躍しました。

 

鉄道博物館のクモハ101-902は、101系電車の試作編成として製造されたうちの一両で、運転室内の機器(マスコンハンドルとブレーキハンドル)を実際に操作し、モーターやブレーキなどが動くしくみをご覧いただけます。

 

現代の電車につながる技術を実際に動かして確かめてみてください。

 

出典:鉄道博物館からのお知らせ

出典:鉄道博物館からのお知らせ

<鉄道博物館ニュースリリースより>

 

<101系電車について>

国鉄101系電車。1957年に登場した、”新性能電車”のはしりとなる国鉄時代を代表する通勤型電車の名車です。量産数歴代5位、総勢1,535両が製造されましたが、この”初”の新性能電車の運用結果を反映して登場させた103系は、同車を基本としておよそ3,400両が製造され、地方において現在でも活躍を続けています。

 

 

1956年に試作された72系全金属車の基本構造を引き継いだ車体は、前面非貫通・切妻形状、箱型スタイルのシンプルなデザイン。

 

1958年に登場した153系を始祖とする近郊形式に採用された裾絞りタイプの大型車体出現以降も、製造コストの面で有利な同スタイルはステンレス車体となった205系、JR化後に開発された209系にまで引き続き採用されました。

 

高性能車と称された高加減速を可能とする車両が登場し始めていたこの時期、101系の開発に当たっては、それぞれの車両に搭載されている電動機の能力はそのままに、全車両を電動車(オールM方式)とすることで高性能化を実現させました。

 

ところが、この全電動車化は車両へと電気を送る電力設備に過大な負担がかかること、消費電力の増大によるコストの増加などが裏目に出てしまい、中間に付随車(無動力の車)を挟み込むことで、編成当たりの電動車比率を減少させるに至り、本来の性能を発揮できぬまま活躍をつづけました。

 

これら反省点を反映させて登場させたのがのちの103系で、国鉄における標準的通勤電車の位置づけを継承することとなりました。

 

■場所
ヒストリーゾーン1階 クモハ101形式電車

 

■期間
2016年11月10日(木)~2017年1月16日(月)
※休館日を除く

 

■時間
平日
14:00~15:00/土休日12:30~13:30
※イベント等の実施のため、実施時間が変更になることがあります。

 

■その他
先着約20組さまのご案内で、3分間の入替制といたします

 

<鉄道博物館ニュースリリース:http://www.railway-museum.jp/news/pdf/20161109_1.pdf

 

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