2017年7月~9月までの3か月間に開催される全国大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)」において、JR東日本長野支社は、飯山線を走るキハ110系車両にカラーラッピングを施します。

 

信州を訪れたお客様に飯山線での旅を楽しんでもらえるような取り組みを実施します。

 

(JR東日本ニュースリリースより)

 

国鉄型気動車がまとった飯山色をリバイバル

1991年から1997年までの間に、同線で運用していたキハ40系/キハ58系/キハ52の3形式は、ブルーとアイボリーホワイトを基調とするツートンカラーに正面及び側面にだいだい、やまぶき、きいろの3色帯のストライプ(側面は斜め)で塗装された、飯山色をまといました。

 

側面にはVOITURE AMITIE’(ヴワテュールアミニティエ)=友情の列車という意味のフランス語ロゴタイプが加飾されましたが1995年までに省略、飯山色自体は、1997年のキハ110系気動車置換まで活躍した塗装です。

 

ゆえにキハ110系は、飯山色を消滅させた張本人というわけですが、この度の信州デスティネーションキャンペーンで、ラッピング塗装として復刻することになりました。

 

キハ110系 飯山色 運行概要

キハ110系飯山色リバイバル運転期間

2017年3月10日(金)~2019年3月末まで(予定)

 

対象列車

飯山線キハ110系2両をリバイバル

 

運転区間

しなの鉄道 長野駅~豊野駅

飯山線 豊野駅~越後川口駅

 

※車両運用上、上越線越後川口駅~宮内駅間、信越本線宮内駅~長岡駅間まで運転する場合があります
※運転期間は、車両の運行上の都合により変更となる場合があります

 

詳細はこちら

 

現在JR最後の急行仕様車も設定 キハ110系気動車 概説

JR東日本が一般型気動車として開発したキハ100系・キハ110系気動車は1990年に登場。

 

先輩に当たる国鉄型気動車キハ20系・キハ45系などの旧型車両置換、およびアコモ改善を目的として製造されました。

 

車体長16mの短尺車をキハ100系/20m級の長尺車をキハ110系と大分されます。

 

気動車ながらも電車並みの加速性能を持っており、同車両の投入先であるローカル線においてスピードアップ化に貢献しました。

 

また、キハ110系の0番台は、JR世代で導入された車両としては珍しく急行仕様で登場。

 

1991年には急行「陸中」号に充当されました。

 

急行運転に相応しい内装とするべく、回転リクライニングシートを装備し照明にグローブをかぶせるなど、一般車との差別化が図られました。

 

最近では、飯山線向けの観光列車「眺望車”ふるさと”」への改装からおいこっとへの再改造など活躍の範囲を拡大、小海線開業80周年記念には朱色一色のいわゆる”タラコ色”(首都圏色)、キハ58系等に見られた懐かしい”国鉄急行色”を復刻するなど注目を集める形式でもあります。

 

登場から27年を経過するベテラン車両ですが、現在もJR東日本の標準型気動車として第一線で働いています。

 

 

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