JR東日本・秋田支社では、五能線を走行するキハ40・キハ48の車両合計6両に対して、国鉄塗装「朱5号・首都圏色」の色合いを復刻しています。

 

同支社では昨年12月27日に、この朱色5号首都圏色を纏ったキハ40・48の使用されるダイヤを1月31日分まで公開しました。

 

普通列車・自由席として運転していますので、特別料金や予約は不要。

 

懐かしの「国鉄メーク」を復刻したキハ40・48に乗ってのんびりと五能線を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

<首都圏色を纏う”キハ40系”>

 

6

 

1977年に登場し総勢888両という大量増備で、非電化路線の”顔”として君臨したキハ40系気動車。

 

今もなお、全国で活躍する国鉄一般型気動車です。

 

朱色一色に塗られた車体は、”たらこ色”・”首都圏色”とよばれ、これまで国鉄一般型気動車標準の外装であったクリームと朱色のツートンは、新製時から存在しませんでした。

(キユニ28はキハ40顔で国鉄一般色でした)

 

国鉄一般型の気動車として登場したからには、本来、クリームと朱色のツートンで塗られるのが基準だったはずですが、なぜキハ40系列は”朱5号”を纏ったのでしょうか。

 

これは、国鉄の財政難によるコスト削減策の一環で、2色の塗り分けにするより一色で塗り上げたほうが、保守も容易になることから採用された塗装で、塗料も1色で済み、マスキングも大掛かりに必要がないため、当時としては画期的なカラーだったと申せましょう。

 

首都圏色は、このキハ40系列を皮切りにキハ20系やキハ55、キハ35系列の塗装変更でも採用されました。

 

 

元々存在しなかった"国鉄ツートンカラー"もキハ40に似合います

元々存在しなかった”国鉄ツートンカラー”もキハ40に似合います

 

 

<国鉄朱5号をまとう車両>

国鉄朱5号をまとう、「首都圏色」のキハ40系は五能線を走る気動車29両のうち6両です。
キハ40-0522 平成15年09月12日工場出場
キハ48-0505 平成15年10月24日工場出場
キハ48-1520 平成16年01月20日工場出場
キハ40-2018 平成27年12月18日工場出場
キハ48-0544 平成27年12月26日工場出場
キハ40-1006 平成28年01月26日工場出場

 

JR東日本に所属するキハ40系は登場当時と比較して、外見上はHゴムの色や屋根上クーラーが変化した程度で、側窓形状などは登場時そのものなので、より”国鉄色の似合う状態”を維持しています。

 

▼「国鉄メーク」気動車 日別運用ダイヤ

(JR東日本秋田支社:http://www.jreast.co.jp/akita/topics/syu5/timetable_week.html)

 

 

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