117系「サンライナー色」消滅!中国地域色へ。
去る7月12日、網干総合車両所に入場していた岡山電車区の117系 E-04編成が中国地域色となって出場。同編成は、最後の「サンライナー」色として活躍していましたが、とうとう単色化が完了、同時にサンライナー色も消滅してしまいました。
117系は1979年に登場した直流近郊型電車です。
東海道本線・山陽本線で運行していた新快速電車には、1972年当時153系電車が投入されていましたが、製造年が古いのと、座席がボックスシートの為、アコモデーションの面で見劣りしていました。
通勤ラッシュにも対応し、私鉄車両にも対抗できる客室装備を備えた新しい車両として開発されたのが、この117系です。
私鉄車両のそれと、負けずとも劣らない内装や快適さには当時から好評だったといいますし、料金不要の近郊型電車にしては、前面デザインも傾斜のついた疾走感のある風貌でなかなか良い顔をしていると思います。
117系は、原色であるクリームの車体に茶色の帯が特徴の国鉄色、福知山色、東海色、サンライナーなど、カラーバリエーションが豊富ですね。
今回出場した117系 E-04編成は、その中の元「サンライナー」色。しかも、最後の塗装車だったためそのカラーが消滅するとあり話題となっています。
今日は、サンライナー色のイラストを上げてみました。
お日様が昇ってくるイメージを車体全体で表しています、清潔感のあるホワイトがすっきりとしていて美しい。この純白のホワイトを維持するためには、洗車が大変だったでしょうね。
新快速電車として、さっそうとデビューした117系も晩年を迎え、東海地区ではすでに引退。残るは西日本地域のみとなります。
まだまだ元気な117系ですが、今のうちに乗ったり、撮ったりしておきたいものですね。
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117系サンライナーは、塗装が大好きだったのですが、本当に残念ですね。新快速電車117系が初めての営業運転した時、中学生でした。学校をサボって乗りに行きました。あの日からもう40年が過ぎました。黄色の117系は、なんとなくしっくりこないですね・・・