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ドクターイエローの”ひみつ”を探ろう(リニア鉄道館・春のイベント)
リニア鉄道館では、来る3月1日から6月9日まで、同館の”春イベント”として大人気のドクターイエロー解説や現役在来線運転士によるお仕事紹介など、様々な催しが開催されます。
また、今回はJR発足30周年の記念展示やのぞみ運行開始25周年記念グッズの配布など普段より特別感満載なリニア鉄道館となります。
(JR東海リニア鉄道博物館:http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000033038.pdf)
ドクターイエロー機器室・運転台特別公開
リニア鉄道館に展示してあるドクターイエローは、922形-T3編成と呼ばれる車両で、現役の700系新幹線をベースとした923形の先輩にあたる車両です。
0系新幹線をほうふつとした”団子鼻”スタイルの愛らしい表情に懐かしさを感じるものですが、引退してから今年で12年になります。
なお、922形ドクターイエローは2編成が存在し、外見上の大きな差異はお鼻の部分が白いか、黄色いかで見分けられます。
3代目ドクターイエロー・922-T3編成とは
922形T2編成の増備車として登場したT3編成は、番台区分”20番台”を割り振られています。0系新幹線をベースとした外見を持つ「電気軌道総合試験車」です。
T2編成との外見上の大きな違いは、側窓の寸法が挙げられます。T2編成は0系初期車をベースとしたため大窓、T3編成は後期型をベースとしたため小窓が並びます。
1974年に新製されたT2編成は、初代T1編成が老朽していた上に新幹線博多延伸開業も目前に控えていたことから後継車として登場しましたが、検測車1編成のみでは検測業務・T2編成自体の車両検査を受けることを両立できないため、当該編成が検査入場する際においては、予備車であった921形を用いる必要がありました。
ところが921形は、検測運転時は最高速度160km/hとほかの車両と比較して鈍足であったこと、検測機器の仕様などから運用上の不都合が生じたため、T2編成と性能を合わせるべくT3編成が登場したのです。
鉄道リニア館はJR東海の運営する鉄道関連施設ですが、展示中のT3編成は、国鉄分割民営化・JR化後にはJR西日本へと引き継がれ2005年9月末まで活躍。
後継となる700系ベースのJR東海所属・T4編成が2000年、JR西日本所属・T5編成が2005年に登場したことからバトンを引き継ぎ引退しました。
その後、922-26が博多総合車両所で長らく保管された後、2011年3月に開館した当館にて展示されています。
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