元営団500形、アルゼンチンから”帰国”!保存へ!
東京メトロでは、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスで活躍していた丸ノ内線・旧500型電車を日本に里帰りさせ、保存・イベント等に活用していく、と発表。
去る7月11日には、500形車両が遠く海を隔てたアルゼンチンの地より、横浜港大黒ふ頭に到着。およそ20年ぶりの”帰国”を果たしました。
東京地下鉄株式会社:http://www.tokyometro.jp/news/2016/156421.html
1957年、在来の400形増備車として登場した元営団500形は、鮮やかなレッドの車体にステンレスのアクセントが美しい車両です。今日の落ち着いた印象にある現役地下鉄車両と比較しても、大変意欲的なデザインを採用していたことがうかがえましょう。
登場時にはすでに、単行運転の必要性がなかったため片運転台の構造で登場しました。
というと、単行運転??1両??で運転されていたの??という疑問になりますが、最初期のころの地下鉄は、1両編成や2両編成での運転が行われており、8両や10両編成といった長編成が日常の現在においては、大変興味深い歴史です。
長い人生を歩み続けている500形。
丸ノ内線で40年(!)、遠く離れたアルゼンチン共和国ブエノスアイレスで20年以上(!)という、驚異的に長い間”現役”で活躍した500形電車にしてみても、海外譲渡の任を受けた際には、おそらく日本に戻れるなんて思ってもみなかったことだと思います。
こうして、日本に里帰りすることができたのは、高い耐久性を誇る日本の技術力の高さ証明された、とも言えますが、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスにおいても日々、定期点検、整備がしっかりと行われ、大切に扱われていたことに感謝しないといけませんね。
※本形式開発にはニューヨーク市都市交通局の協力もありました。
今一度、きれいにお色直ししてファンの前にお披露目すされることを楽しみにしています。
関連記事
・【鉄道×物流】東京メトロ・東武線、10000系で物流実証実験を実施!
・【栄光の”ひかり”号!】キハ22保存プロジェクト!残り3日!
・【時の名機が勢揃い!】EF65 501など、機関車たちが大集合!(高崎)
・EF81虹釜など、鉄道スマホケース JR東日本編から8車種 発売開始です
・転車台で回転実演、最強機関車DE50が登場(本日から25日まで)-旧津山扇形機関車庫
・“北斗星が帰ってきた”宿泊施設Train Hostel 北斗星、12月15日OPEN
・【トワイライトエクスプレス実車展示!】吹田総合車両所開放!10月29日!
人気の記事
・有料通勤ライナー復活へ、”特急型車両”を購入?(しなの鉄道)
・E3系こまち、リバイバルで復活 秋田新幹線開業20周年記念号
・気軽に長距離を楽しめる列車の構想?JR西日本が長距離列車検討
・「湘南色」最後の2編成115系そのままに 単色化中止(JR西日本 岡山支社)
・いよいよ9月にお目見え?復刻新製・旧型客車風JR西日本から登場
・5月13日(土)出発限定 “サロンカー土佐路”詳細発表(四国DC)
鉄道ニュースの最新記事
-
CATEGORY : 鉄道豆知識UPDATE : 2017/08/01
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/30
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27
-
CATEGORY : 鉄道ニュースUPDATE : 2017/07/27